引き続きこの記事は当店と同型の焙煎機を使用しているもしくは興味があるという方向けの少々専門的なものとなる事をご了承ください。
前編はこちら↓
IBTSファン交換 ~エラーはつらいよ 前編~
エラーの再来
説明書を参考にIBTSファンの清掃をした後は数回の焙煎をするも特に問題はなく安心していました。毎回毎回問い合わせをするのは正直気が進まないですし(恐らく担当の方も面倒くさいでしょう笑)、このまま何事もなく焙煎できると良いなと思っていた矢先、それは再び起こりました。
その日もお客様からありがたい事にご注文をいただき、自身の焙煎レシピを再現するべく集中していました。しかしある程度焙煎が進んだところで例のエラーが起こり、途中でパワーがゼロになり、その時焙煎していた分の豆はロスになってしまいました。前回の記事の通り、ロスと言えど衛生面などには何ら問題ないので捨てるなんて事はありませんが、拘りである“自分が美味しいと思うコーヒー焙煎”から逸脱してしまったその豆をお客様にお届けするなど到底できません。
以前、掃除をしてもエラーが出る場合はファン自体の交換が必要だという事を聞いていたので即ファン注文の為の問い合わせメールを送信し、ついでに他のもっと日々焙煎をしているロースターさん達にも同じエラーは起きているのか気になっていたので質問をしました。すると、
- 投入する豆の量
- 焙煎度 ・排気ファンの回転数
- 焙煎回数(使用頻度)
- チャフコレクター(チャフフィルター)の目詰まり
IBTSファン交換
注文していたファンが届き、ようやくこれで一安心です。前に掃除した際に部品の外し方などを覚えたので特に難しい事はありませんでした。交換した後に電源を入れると以前より音がうるさくなりました笑。元気にファンが回っているようです。(これは自分のAillioだけかもしれませんが、特に交換直後はファン回りのコードなどがファンの振動と共鳴?してまるで電気シェーバーのような音でした。音を抑える為に何度か分解組み立てを繰り返しました…。)
これでしばらく滞りなく焙煎ができると良いなと思います。どのくらいで寿命を迎えるものなのかは依然として分かりませんが、少なくとも以前よりは頻繁に掃除を行っていこうと思います。
終わりに
美味しいコーヒーの焙煎は相棒である焙煎機の調子が良くなくては始まりません。焙煎機のエラーについて記事にする事でコーヒー豆のご購入を考えて下さっている方にはご心配をお掛けするかもしれないという懸念はありましたが、焙煎に対する拘りや自身の機械への愛着もまた伝わるのではないかなと思います。そしてAillioユーザーやAillioに興味がある方に対しても多少なりとも参考になればという思いもあり、これからもちょくちょくAillio関連記事をアップするかも知れません。
一つ付け加えると、機械トラブルなどに当店は一切責任を負いませんので、焙煎機の事は販売店様にお問い合わせするようお願いしますね。
最後に、自分の目的はより多くの方に美味しいコーヒーを届ける事です。言ってしまえばAillioで焙煎する事が目的ではありません。今の自分のお店の規模などを考えるとこの焙煎機がベストな選択であることは間違いないですが、もっともっと多くの方に当店のコーヒーを楽しんでいただけるようにゆくゆくは大きな焙煎機を導入するなんて事も頭の中にはあったりもします。
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IBTSファン交換 ~エラーはつらいよ 前編~