コーヒー豆の焙煎度合い

コーヒーはコーヒーノキという植物の種子である生豆に熱を加えて焙煎し抽出する事で飲めるようになります。その昔は生豆を煮出したりするなどの方法もあったようですが、今現在においては聞く機会はあまり多くはないですね。試しにやってみても面白いかも知れませんが。

さて、当店の今のラインナップは全てシティロースト前後の中煎りとなっています。
コーヒーの焙煎度合いは大きく分けると「浅煎り」「中煎り」「深煎り」があり、中煎りと深煎りの中間の「中深煎り」もよく目にします。また、浅煎りから順番に「ライト」「シナモン」「ミディアム」「ハイ」「シティ」「フルシティ」「フレンチ」「イタリアン」の8段階でも表されます。シンプルに焙煎度が浅ければ酸味が強く、深煎りになればなるほど酸味は薄れ、苦味が強くなります。だいたいハイ~フルシティローストくらいが一般的に日本で好まれる焙煎度合いかとは思いますが、豆の個性を活かす為にもっと浅煎りにしてあったり、オイルでテカテカになるまで深煎りにしたりなど様々です。例えば、フルーティーさに定評のあるエチオピア産の豆は比較的浅煎りに仕上げられているのをよく見かけますし、一方でインドネシア産の豆は深煎りをよく目にします。また、一般的にはアイスコーヒーやエスプレッソ用に焙煎される場合は深煎りが多いと思います。

そんな焙煎度合いですが、実はそのコーヒー豆を「○○煎り」にするという判断はお店に委ねられていて、違うお店でそれぞれ中煎りとして購入した豆が必ずしも同じ焙煎度合いとは限らなかったり、フルシティローストから深煎りだとするお店もあればそうでないお店もあったり、これはそれぞれの考え方という感じでもあります。

当店では結果的に今は全ての豆たちがシティロースト前後の中煎りとなっています。前後というのがポイントで、実際には豆の品種によって焙煎レシピをアレンジしたりもするので全ての豆が100%同じ焙煎度合いではありません。つまり、若干ハイ寄り、フルシティ寄りの場合もあるという事です。

ざっくりとしているなという印象を抱かれるかも知れませんが、自分のお店として販売するからこそ酸味、苦味、甘味、コクのバランスが取れていて毎日シチュエーションを問わず飲みたくなる『自分が美味しいと思うコーヒー』にこだわって日々焙煎しています。

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