ダイレクトトレード挑戦記 その1

当店では只今とある国の農園さんとコーヒー生豆のダイレクトトレードに挑戦中です。

いつか自分自身で直接農園と交渉してコーヒー豆を仕入れることは一つの目標でした。なぜやるのか?と聞かれたら日本では見かける機会が少ない珍しいコーヒーを飲んでいただきたいという気持ちと、個人的にただただやってみたいという気持ちの半々でしょうか。それに私にはあまりビジネスセンス?が無いようで、"他の人があまりやっていないことをやる"くらいしかお店の差別化を図る術が思いつきません…笑

2024年4月後半のこと、まずは1つ目のコーヒー農園さんに勇気を出してメールを送ってみました。すると割とすぐに『生豆か焙煎豆どちらについてのお問い合わせですか?』という返事が返って来ました。これに関しては"Raw"とか"Green"と書き忘れていた自分が悪いです。その次のメールで生豆について問い合わせた旨を伝えたのですが、返信が来ることはありませんでした…。残念…。真相は分かりませんが英語はネイティブではありませんので何か失礼があったのかも知れません。

気を取り直し、インスタグラムなどで前々から気になっていた2つ目の農園さんへ連絡しました。すると!なんと!ありがたいことに在庫があるので20kgまでなら送れますよという返信がありました。

1つ目のコーヒー農園さんに連絡をする前から当店のような弱小では返事すら貰うことができないかも知れないとあまり期待をしていなかったというのが正直なところ。長期戦になることも考えていた中でこのような返事をかなり早い段階でいただけたことは少し意外で、なんだか1歩前に進むことができた気がしてワクワクしました。

コーヒー生豆の輸入にあたっては色々とやるべきことがあり、ブログでも経過などをお伝えしていこうと思います。

主にやるべきことは、

・植物検疫検査(農林水産省)

・食品等輸入届申請(厚生労働省)

・税関へ輸入申告(財務省)

また、モニタリング検査(豆の一部を採集して行われる検査。採集された豆は返却されない。)や、個人事業主の場合は税関検査が行われる可能性が高いそうです。

正直言ってそれらを全て個人で行うのはハードルが高いです…。

ということで今回は国際輸送業者さんを探し手続き等を依頼しました。残念ながら1社からはお返事がありませんでしたが、次に問い合わせた別の会社からは即メールをいただき、かつ『個人事業主様でも輸入は可能です。』とのことです。丁寧に今後の流れや必要事項の説明もしていただけたのでそちらでお願いすることにしました。

もちろん他人様にお願いをする以上、手数料が幾らか発生します。しかし今回は勉強代としてそれらを惜しまないようにします。結果的にコストがかかり過ぎて商売として成り立たない可能性もありますが、とりあえずやってみます!

次回へつづく

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