デカフェに触れてみるの巻

先日初めて実験的にデカフェ(※1)の焙煎をしてみました。

…の前、ハンドピックの時に思ったこと。

うーん、欠点豆が多い!

今回購入したものはスイスウォータープロセスという安全な方法でカフェインが99.9%除去されているのですが、やはり豆に負荷は掛かるようで割れているものがかなり目立ちました。

いつも生豆のハンドピックの際に僅かでも割れている豆は極力取り除いています。魚をグリルで焼くイメージをしてみてください。ヒレやエラなどの薄い部分から先に黒く焦げてパリパリになっていませんか?あれと同じ事がコーヒー豆にも起こると思っていて、1粒ならそこまででもそれが100粒1000粒10000粒となれば絶対に味に影響があるはずです。

今回は販売用ではなく自分で試しに飲んでみるのが目的なので、一旦桜の花びらみたいな形に僅かに豆の先っちょが割れたものはスルーしました。それまで取り除いたら大袈裟じゃなく半分くらい無くなりそうです…。販売する事になれば価格設定に悩む事は想像に容易いです。デカフェが高価なのはカフェインの除去プロセスに手間が掛かるからという事以外にこんなことも理由のひとつなのかも知れません。

今の段階では…

デカフェの欠点豆

恥ずかしながら、今までデカフェというものに触れた事すらありませんでした。カフェインの含まれないコーヒーに一定の需要がある事は知りつつも自分自身はそこまで重要視していませんでした。と言うのも、筋トレやその他コーヒーの健康効果はカフェインによるものが結構ありますし(詳しくはこちら)、一般的にデカフェの味は通常のコーヒーよりは劣るという先入観があったからです。しかし、百聞は一見に如かずと言いますし、仮にも焙煎を生業としている以上知らないというのは避けたいところです。

正直言います、当店のコンセプトである"自分が美味しいと思ったコーヒーのお裾分け"を考えたとき、このコーヒーを選ぶ理由というものが現段階では見つけられていません。ご要望があれば販売も考えますが…。そもそもまだ豆の良さを発揮させてあげられていないのもあると思います。そして更に欠点豆が非常に多いというデメリット(ビジネス的な)も加味すると、

もしもデカフェが飲みたくなったら他の焙煎屋さんからの購入で良いかな。

というのが今の段階での個人的な感想でした。

あくまで"個人的な感想"であるという事を再度強調させていただきます笑。

(※1)デカフェというのは decaffeinatedの略で、カフェインを取り除いたものという意味です。昨今デカフェというとコーヒーを指す事が多いかも知れませんが、代表的なもので言えばお茶とか他の飲み物でも行われています。カフェインレス、ノンカフェインと謳っているものと同じ意味合いです。


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