コスタリカ エル キンカジュー ビジャサルチ

＜商品の特徴＞
モンテ ロウルデス農園内にある区画の１つ、エル キンカジューで生産されたウエストバレーの代表的品種ビジャサルチです。ビジャサルチ（Villa Sarchi）という品種はブルボンの突然変異種で、ウエストバレーのサルチ村で生まれました。

こちらのコーヒーではチェリーレポサドと呼ばれている独自の精製方法が採用されています。

＜チェリーレポサドとは＞

チェリーレポサドと呼ぶ生産処理は、収穫したチェリーをプラスチックコンテナに分け入れ、冷涼な日陰で60時間レスティングした後に、果肉除去を施しています。これによりチェリー内の糖度を高め甘く熟度に長けたコーヒーを生み出そうとしています。
また、果肉除去後は、ウェットパーチメントをタンクに入れ、冷水、ミューシレージ、カスカラを足した状態で24時間の好気性発酵を行った上で、アフリカンベッドで約15日掛けて乾燥、仕上げていきます。
この発酵工程は、冷水によって過度な発酵を抑制しながら、ロングファーメンテーションを行う事でミューシレージによる風味の強調とカスカラによる異なる風味の調和を目的としており、複雑で奥行きのある風味を狙っています。

引用元：SPECIALTY COFFEE WATARU

※ウェットパーチメント＝果肉を取り除いた直後の豆の周りに皮が付いた状態。
※ミューシレージ＝豆の周りに付く粘液。
※カスカラ＝コーヒーチェリーの果肉と果皮を乾燥させたもの。
※アフリカンベッド＝乾燥方法のひとつ。木製の棚に網を張ったもの。

＜商品の詳細＞
生産国：コスタリカ
地域：ウエストバレー ナランホ アラフェラ
農園：モンテ ロウルデス農園 エル キンカジュー区画 シュマバミル
生産者：フランシスコ メナ
標高：1750m
品種：ビジャサルチ
精製：レッドハニー（チェリーレポサド）

＜コメント＞
レモンティーのような透明感のある酸の質感、優しい甘味があり、口当たり滑らかなコーヒーです。コーヒー生豆問屋さんのコメントの通り、チェリーレポサドという独特な精製方法が採られているからか最後の一口まで色々な風味の要素があります。しかしそれらが決して尖っている訳ではなく、全体を通して繊細で品の良さを感じます。